France A

Abus Dangereux
Le Quatrieme Mouvement 1980 高水準のジャズロック。


Acintya
La cite des dieux oublies 1978 テクニカルではないが、キラキラした音色のシンセサイザーやパイプオルガンなどが鳴り響き、そこにバイオリンが絡んでくる大作3作品からなるシンフォ系アルバム。強いて言えば、ワパスーの4作目Ludwigあたりにドラムス、ベースが入っている様な音楽。80年前後のフランスの自主製作盤/マイナー系に多かった淡い雰囲気がぷんぷん漂っている。楽曲自体はよいが、残念なのは、キーボードの音色に高周波分が多く、また、パイプオルガンの音も中央の遠いところに定位置があるような録音。おそらくオリジナル時において低予算での録音かミックスダウンのせいだったと想像する。もしも、パイプオルガンが左右から迫り来るような壮大な音だったら、また、シンセサイザーもmoogのようなビンテージ感ある音だったら、かなり好かったのにと思う。フレンチシンフォ・マニア向けのアルバム。


Jean Pierre Alarcen
Jean Pierre Alarcen 1978 サンドローズのギタリストだった彼のソロ一作目。
Tableau No1 1979 2nd。
Tablau No2 1998 Alarcenが20年間を経て、シンフォニックの極致を目指したアルバム。Enidよりもクラシカルな音楽。


Alco Frisbass
Alco Frisbass 2014 Fabrice "Chfab" Chouette (key,g,vo), Patrick "Paskinel" Dufour (key,dsprog)のユニットにThierry Payssan (mellotron)、Jacob Holm Lupo (g)、Archimede De Martini (vln)が参加。


Alice
Alice 1970 フランスのALICEの1枚目。オルガンやバイオリンやフルートが入っているものの、英国のロック/ポップスと同傾向の音。Jean-Pierre Auffredo (fl,sax,vln,g,pf,vo)、Bruno Besse (g,vibraphone)、Sylvan Duplant (b,vo)、Alain Suzan (org,pf,b,vo)、Alain Weiss (ds)
Arretez Le Monde 1972 大幅メンバーチェンジしての2nd。


Alpha Ralpha
Alpha Ralpha 1977 Tai PhongのJean Alain Gardetが参加しているAlpha Ralphaの唯一作。基本的にタイトなシンフォ系インストアルバム。Tai phongのTai、Kahn、J.J.Goldmanがハーモニー及びボイスで参加(J.J.Goldmanが参加しているB3のMagellanは、どこでvoiceが入っているのか分かりにくいような加工した音となっている。ハーモニーが入るとまるでTai Phong。Charlie Charriras (b)、Claude Alvarez-Pereyre (g)、Michel Mareska (g)、J.A.Gardet (key)、Emmanuel Lacordaire (ds)


Ame Son
Catalyse 1970 Gong系列のグループ。


Ange
caricatures 1972 cf -> Philips
le cimetiere des arlequins 1973 cf -> Philips
au-dela du delire 1974 cf -> Philips
Emile Jacotey 1975 cf -> Philips
Par Les Fils De Mandrin 1976 cf -> Philips
TomeVI 1977 cf -> Philips
Guet-apens 1978 cf -> Philips
vu d'un chien 1980 cf -> Philips
moteur! 1981 cf -> Philips
apropos de... 1983 cf -> Philips
la gare de Troyes 1983 cf -> Philips
fou! 1985 ポップでタイトな音楽。80年代アンジュサウンド確立。
egna 1986 これも、クリスチャン・デカン自身の自信作の一つ。リアルタイムでは存在を全く知らなかったが、昔の音を期待せず、先入観なしに、このアルバムを聴くと、とってもよいので驚いた。というか、所謂プログレには拘らなくなってから聴いたからか。特に、ラストの曲はドラマティックで名曲。
Tout Feu, Tout Flamme 1987 タイトル曲は、昔のメンバーによる。全体的には、前作の延長だが、よりポップさが高まり、ふつうのロック/ポップスのアルバムといった感じ。C.Decampsの特徴的な歌声がAngeらしさを出している。
Seve Qui Peut 1989 昔のメンバーが、とってもプロフェッショナルにプログレ様式サウンドを展開。とてもよい。久々にプログレ路線で納得のいくアルバムだった。これを期に80年代のAngeにもチャレンジするようになった。
Les Larmes du Dala Lama 1992 cf -> Philips
...memo 1994 cf -> Philips
Rideau! 1995 解散コンサートその1。昔懐かしい音楽が甦る。au-dela du delire入り。せっかく昔のメンバーが集まって素晴らしいサウンドを奏でていたのに、もったいなかった。幕引きということか。
A... Dieu 1996 解散コンサートその2。アルバムau-dela du delireのタイトル曲以外すべて演奏。感慨深いものがある。当時、これですべて終わったのかと思ったが。。。
la voiture a eau 1999 C.Decamps et filsのメンバーがange名義でアルバムを発表。Keyが、Francis(兄弟)からTristan Decamps(親子)へと代わり、音楽がとてもオシャレに。華やかで、とてもフランスの香りプンプンなシンフォ。出た当時、フランシスも居ないし、Angeではないじゃないかと思いつつも、引き込まれてしまって何度も聞いてしまった。好盤。
Culinaire Lingus 2001 親子ANGEとして前作の路線をよりタイトにしたアルバム。ラストはJan Akkermanらが、順繰りにギターソロを聴かせてくれる興味深い曲(良い曲)。
? 2005 前々作のように華やかでオシャレな楽曲を、前作のようにタイトな演奏で聴かせる、なかなか素晴らしいアルバム。
souffleurs de vers 2007 絵本のようなジャケット。タイトかつハードなシンフォ。Seve Quiあたりのサウンドのよう。
Le bois travaille, meme le dimanche 2009 従来路線を一層ダイナミックに、ドラマティックに、ゴージャスにと、貫録のアルバム。
Le tour de la question 2011 (p)
Moyen-Age 2011 (p)
Escale A Ch'tiland 2012 21世紀のアンジュは、華やかかつダイナミックなライブを展開する。本作は、初期のシングルのみの曲からアルバムLe bois travaille, meme le dimancheまでの様々なアルバムから選曲して素晴らしい演奏を展開。円熟したライブショウを堪能できる。なお、なぜかC.Decampsが最も成功したとするアルバム3枚(Au-dela du delire, Vu d(un Chien, egna)からの選曲はない。
Emile Jacotey resurrection 2014 Emile Jacoteyを現メンバーで再録。
Emile Jacotey resurrection Live 2015 Emile Jacotey resurrectionのライブ。オリジナルのEmile Jacoteyのライブ演奏(TOME VI)とはちがい、アコースティックな演奏でなく、もっと華やかにハードに演奏している。Jacoteyおじいさんの語りも曲の導入などに挿入。なお、Fils de Lumiereが、マイナーで少しもの悲しく演奏しているのに驚いた。
Heureux! 2018 久々の新作スタジオ盤。


Arachnoid
Arachnoid 1978 Atollなどとも共通するフランス語によるシリアスかつシアトリカルなボーカルと、フランス的な翳りあるキーボードサウンド。ギターはR・フリップ的。傑作。


Arrakeen
Patchwork 1990 1st
Mosaique 1992 2nd。フレンチポップのような歌い方で、チャーミングな歌声を聴かせてくれる女性voが魅力の90年代型シンフォアルバム。


Art Zoyd
Musique Pour L'Odyssee 1979 2nd。Univers ZeroのBarckmansとDensが参加。おどろおどろしく怪奇感漂う暗黒なアルバム。Frank Cardon Vln), Gerard Hourbette (Alto), Thierry Zaboiftzeff (violoncelle, b), Jean Pierre Soarez (Trompette), Michel Thomas (sax), Michel Barckmans (basoon), Daniel Dens (perc)
Generation sans Futur 1980 3rd。Patricia Dallio (pf), Alain Eckert (g), Gerard Hourbette (vln, alto), Gilles Renard (sax), Jean-Pierre Soarez (trompette), Thierry Zaboitzeff (violoncelle, b), Daniel Dens (perc)


Artcane
Odyssee 1977 cf -> Philips


Asgard
Tradition & Renouveau 1978 少しトラッド/フォークが入っているシンフォ・ロック。もの悲しさと美しさが同居。名作。


Asia Minor
Crossing the Line 1979 在仏トルコ系バンドの1作目。フルートが入りCamel的でもあるがミステリアス。カルプディアンやシャイロックのような香もするサウンドで、淡いキーボードの音が、辺境チックな感触もあるものの、やはり洗練されていて、あくまでもフレンチ・ロックの音。ただし歌は英語。
Between Flesh And Divine 1980 2nd


Atlantide
Atlantide 1977 cf -> Arcane/Crypto


Atoll
Je T'aime Quand Je Te Vois / Change Ta Vie 1973 cf -> Eurodisc
Le Secret du Mage / Je fais un reve 1974 cf -> Eurodisc
musiciens-magiciens 1974 cf -> Eurodisc
L'araignee-mal 1975 cf -> Eurodisc
tertio 1977 cf -> Eurodisc
Paris C'est Fini / Tunnel 1977 cf -> Eurodisc
Rock Puzzle 1979 cf -> Eurodisc
L'ocean 1989 87年に、Museaが主催するオムニバス盤(Enchantement)にChristian Beyaが新ボーカリストとともにプロジェクト的に参加。その後、Chrisが(Nouvel/Christian Baysa's) Atollを名乗って本アルバムを発表。当時、Christian Beyaがリードして再結成したニュースにとても驚いたが、アルバムを聴いたところ、ボーカルが変わったことや、キーボード奏者不在で、C.Beyaがプログラミングで対応してたのが、少し残念ではあった。なお、MUSEA盤は、King Record盤とは、曲順が異なり、収録曲も若干異なる。さらにボートラとして83年にC.BeyaがSynopsosのPatrick Marcelらと録音した曲と、東京でのライブ2曲が入る。
Tokyo C'est Fini Live In Japan 1989 新アトールによる来日公演の記録。L'araignee-mal,Tunnel,Paris C'est Finiといった70年代の名曲をライブで初めて聴けたのが良かったアルバム。
Illian 2003 21世紀になって、また突発的に発表された。Christian Beyaのプロジェクトのようなもの?オーシャンの発展形。ソリッドかつポップなロックであるが結構よい。
Illian (I Hear the Earth) 2014 Chris Beya Atoll名義で、2003年のアルバムを再録。
なお、アンドレが2013年ころからシーンに復活、Andre Balzer Atollを名乗り、来日。往年の名曲を披露。本当はChrisと合流してほしかった。


Atria
Boulevard of Broken Dreams 1992 J.P.Boffoがエンジニアリング。歌詞は英語で、いわゆるフレンチ・ロック色(90年代になっても独特の雰囲気はある。)というよりは、英国のポンプ系の流れを汲んだ感じのサウンド。
Hide 1996 少しハードなネオ・プログレのアルバム。歌は英語。



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